今日は右の肘の内側が投球動作で痛いんです。それと左の膝がバッティングの時に痛いというか力が入らないというか…そんな感じです。とのこと。まずは右肘からという直観をもとに早速M Sをかけると「I M：左のヒラメ筋（強化）」との提示。「え〜？痛くないです！押さえたらまだ痛いですけど投球動作ではもう痛くありません！なんですか？これ？」とのことだったので、まず押さえたときの痛みでM Sをかけると「I M：左腸脛靭帯（強化）」との提示。「まじっすか？押さえても痛くないです！全然痛くない！何で？」ここでひとまず右肘はめでたし、めでたし。
次に左膝のバッティング時の力が入らない感じ。M Sをかけると「I M：左前脛骨筋」との提示。「あれっ？ちょっとバランスが崩れた感じがします。屈伸は楽になったんですけど、片足立ちが不安定です。」とのことだったので片足立ちの不安定さでM Sをかけると「I M：左大臀筋」の提示。「あ〜。全然オッケーです。片足で立てます。安定もしてます。…先生、ちょっとバットを振ってみてもいいですか？」とのことだったのでトレーニングスペースでバットスイングをしていただくと「あ〜、まだ左膝に力が入りにくいですね。」とのことだったのでそこにM Sをかけてみると「I M：左腓腹筋」とのこと。再び、バットスイングをしていただくと「まじか？めっちゃ力が入ります…オッケーです。今日、触ってないですよね？もう笑っちゃうって感じですね。めちゃくちゃ体が軽い！」とのことでめでたし、めでたし。
途中でちゃんと正直に「バランスが崩れた感じがします。」という事を素直に伝えていただいたのがよかったですね。次々に起こる変化をちゃんと伝えてくださればそこに対してM Sをかけ続けていくだけなので、素直な方は施術の進むスピードが圧倒的に速いですね。途中経過でバランスが崩れたり、痛みが出たり、いろんなことがありますが、ただの途中経過です。「バッティングの時の力が入らない感じをどうしたいのか？」ということからこの選手の意識がぶれなかったのが、素晴らしい変化の要因ですね。「今日、触ってないですよね？」というお言葉が印象的でした。
終わりに「美顔施術」で締めです。これはちゃんと触れさせていただきました。「首が伸びました！シワが伸びた感じがします！」とのこと。めでたし、めでたし。（同じチームの選手も一緒に来院されていて、ジャンベの演奏と５２８チャイムの共鳴の音色を上手に院内に響かせていただいていたのも遠隔施術にとってよかったような氣がします。）