先日、来院された方からいただいた「柿」を色鉛筆で描かせていただきました。手元にあった色鉛筆の中にオレンジが一色しかなかったので赤色を中心として様々な色を組み合わせて色彩を表現してみました。色鉛筆で絵を描いているとほんの少しだけ薄く色を重ねるだけで印象がガラリと変わるということをよく経験します。それだけ細かく人間の脳が色彩を認識しているということですね。
目の前にあるものを表現する。自分がどのように見ているのかが紙に明確に表現されてしまいます。
コレだと思って実際に描いてみると「全く色が違う!」ということもよくあります。
ちゃんと見えていないということですね。
インプット(見た柿)とアウトプット(描く柿)の誤差が小さくなるように、「ちゃんと見る」ということをまず徹底する。楽しみながら、新たな能力向上に努めていこうと思います。
RGB法という色の表現方法は有名ですね。3色の原色と言われる色を組み合わせることでほとんどの色を表現してしまう。これは可視光線の範囲内での話です。可視光線の範囲内での表現方法を参考に可視光線の範囲外のことに対しても、学びを怠らないようにしていきます。