右肘の痛みと腰の痛みを抱えて少年野球を指導されている方が来院されました。患部に対してそれぞれM Sを行い、提示された様々な施術を行いましたが、完全に痛みを取り切る事が出来なかったのが残念です。「痛みは半分以下になっていますけど、まだここは残ってますね。」不要な忖度をせず、ちゃんとお伝えしてくださる方は有り難いですね。
提示された内容が様々で、いろいろな要素を含んでいるような印象を受けたので来週あたりに再度来院を提案させていただきました。
今日はこれ以上変化しないというのも「M S」では明確に分かります。やはり痛みが残ったまま帰っていただくというのは施術者としては非常に氣持ちが悪いものです。しかしM Sが停止するタイミングが来た場合はそれ以上何をやっても絶対に変化しないという事が「事実」であるという実例を何十件も経験させていただいているため、その場合は「今日はここまで」ということをお伝えいたします。
(以前はM Sが停止してからも時間があるなら1〜2時間延長してどうにか痛みを取らせて欲しいと患者さんにお願いして深夜までM S無視の様々な施術をさせていただいたりしていましたが、変化した事が一度もないので「M S停止」にも意味があるとの理解で現在は「今日はここまで」と潔くさせていただいております。)
共鳴というものは本当に奥が深い。とにかく技術は現場で叩き上げる。「常識・非常識」は関係なく、一つ一つの「事実」を徹底的に積み重ねる。日々、探求あるのみです。当院の方針をご理解いただき、ご来院くださるご縁のある方々に支えられた技術の進歩。感謝しかありません。