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へいわの日常(日々、体軸づくり:細胞レベルの「生きている」。)

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

定期的にトレーニングで来院されている方のお話です。人間の体は「刺激」に対してここまで反応するのか・・・という強烈な現実を見せて下さっている方のお話です。

 

当院に来院し始めたのは定期トレーニングが始まる前なので5年以上前です。「円背・亀背」と呼ばれる事もある「脊柱後弯症」。ベッドで仰向けになるなんてとんでもない。不可能でした。本編中にも出てきましたが「くの字」ではなく「つの字」の方がイメージがしっくりくるほど上半身が地面と平行な感じの脊柱の異常。あまりにも激しい曲がり方なので「真っ直ぐにはならないかもなぁ・・・」と思いながらの「良くなるとすれば、栄養(身体の材料)摂取に氣を付けながらのトレーニングしかありません。」という私の提案からのスタートでした。

 

人間は凄いですね。「よくなりたい。」という意志を持って行動し、ここまでご自身の身体の形を変えてしまうのですから。今では「円背・亀背」が過去にあったなどとは誰が見てもわかりません。吊り輪で逆立ちも出来るし、鉄棒に1分以上は楽々ぶら下がることが出来ます。年齢は70代ですよ。

 

本編にもあった通り、私は「生きている。」という事を「新しい細胞が生まれている証拠である。」というふうに捉えます。「今あなたの身体を構成している細胞の調子が悪くても、新たに生まれる細胞の調子が良くなればいいんじゃないの。」という考え方です。

 

新しく生まれてくる細胞に目を向けて日々臨床に立つのが当院のスタイルと言ってもいいでしょう。

 

そのため新たな細胞の品質を下げる行動についてはきっちりと指摘させていただきます。

 

◯新しい細胞の材料として「それ」ってふさわしいですか?

例)ポテチ食べながら、お肌の調子が悪いんです。・・・と言われたりすると、「あなたの身体は正常です。行動が悪い。」とお答えします。

 

いいんです。肌が少々荒れていようがポテチが好きなら食べればいい。

 

◯新しい細胞が生まれるための刺激として「それ」って適切ですか?

例)一日中ずっと横になってテレビを見ているんです。運動はしたくないんですけど、運動せずに筋肉つけるのって無理ですよねぇ・・・と言われたりすると、「さすが、わかってる。」とお答えします。

 

いいんです。筋肉が少々落ちて歩けなくなっても、テレビは寝てても見えますから。

 

 

結局、「意志」の問題です。どうなりたいのか。自分で決めればいい。

 

当たり前のことを言っているつもりなのに「鬼軍曹」とか言われてしまう私・・・(泣)

 

 

この「それ」の部分に対して、適切な行動をとること。当院に出来るのはこれだけです。「いいものはいい」・「悪いものは悪い」。細胞レベルで全ての現象を考える。そうすれば、必要な行動は自ずと見えてきます。そのために日々、学ぶのです。