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今回は「ブログ:へいわの日常(36度8分)」の続編を描かせていただきました。
氣付きで人は本当に大きく変わります。私も氣功を学び始めて様々なものの見え方や考え方が変化し、自分というものの捉え方が大きく変化したという実体験があるためよくわかります。
自分を自分がどう捉えるか。
本来最も重視されてもいいはずのものが、疎かになっている方が多いように感じます。ストレートに表現するならば「自分を偽るのに慣れている」といいますか・・・。
偽りの自分に慣れ過ぎて、本来の自分との間に乖離が生まれ心と身体の間に大きな溝が出来てしまう。現在発生している問題の本質は実はそこにあるという場合は、このことに氣が付かなければずっと問題は解決しない。
「自分を偽る、自分に嘘をつく」これは思っている以上に身体に負荷をかけますね。
この嘘、「ついた段階」で既にバレてますから。自分に。そこからひたすら言い訳が続きます。スタートが嘘だから、どんなに言い訳をしても解決されずに時間がどんどんと経っていく。こんな経験があるという方は意外と多いのではないでしょうか。そして質が悪いのが時間が経てば立つほど「スタートが嘘だった」ということを忘れてしまうこと。スタートを思い出せば解決するはずの問題が、解決策を見出すために後発の「言い訳部分」に間違えて焦点を合わせてしまったことで迷路に迷い込む。本当に多いですね。
ポイントは「なぜ自分に嘘をつかなければならなかったか」です。多くの場合ご本人にとって衝撃的な辛い出来事など、にわかには受け入れがたいため一時的についた自分に対する「嘘」・「感情の偽り」などが時間の経過とともに「嘘」・「偽り」であったことを忘れ、真実のように思えてしまうようになる。
衝撃的なことであればそれを受け入れたくない。そこで発生する感情で「諦め」などが代表的なものです。「本当は諦めたくない」という本当の部分に嘘をついて「諦め」を演じている自分が本当の自分になってしまう。演じていることを忘れているから、ずっと演目の中に原因を探してしまう。あるわけないんです、そんなところに原因は。
なぜはじめに「諦め」に至ったかというと、多くの場合「ゴール」が果てしなく遠く見えたからです。道のりがとてつもなく険しく見えたからです。だから逃げたくなる。その手段としての「諦めの演技」。本当の自分は実は「ゴール」を諦めているわけではない。そこをみんな忘れてしまうんです。
本当はどうなりたいんですか。
これが全てです。
本当に単純な問いかけを忘れて、大きな苦しみの中にいる人がどれだけ多いか。
「歳だから・・・」
「どうせ無理よ・・・」
「大人ならもっと現実的に・・・」
糞食らえですね。こういうの。(あ〜お下品な言葉。口が悪い・・・笑)
演技が上手な人ほど苦しんでいます。
演技が人にバレないから指摘されることもない。
結果として自分の本当の感情に氣が付くためのキッカケが少なくなるんです。
なぜ演技しているのかすら忘れてしまうんです。
氣付きを大切に。自分を大切に。