先日、ファスティング(断食)に興味を持たれた80代女性が「先生、やったよ!1日断食!」と報告してくれました。
長期間悩んでいる症状の改善の為、出来る事はやってみたいとの事だったので、安全を考慮して体調の良い時にファスティングドリンクを摂取しながら、まず1日間の「ミネラルファスティング」。「最初は不安だったけど全然大丈夫でした!」との事。「足に痛みがでることなく朝まで寝られました。」といつも夜中に出る痛みも軽減したようです。まあこれは、ファスティングの効果なのかどうかはわかりませんけどね。事実です。患者さんの喜びの笑顔を見るのは嬉しいものです。少し前にお友達の70代の女性も1日ファスティングを実施されており、「身体がスッキリする感じがする。」との感想をいただいていたところです。消化・吸収には多大なエネルギーが使われており、「消化酵素」を大量に使用します。体内にある酵素には「消化酵素」と「代謝酵素」があり、「代謝酵素」は栄養素の作り替えや組織の修復の際に使われます。この方はミネラルファスティングによって「消化酵素」を節約したことで「代謝酵素」が働きやすくなったのかもしれませんね。ファスティングが「老化防止になる」と言われるのはまさにここの部分です。「代謝酵素」が活発に働ける状態にしておけば、当然のことながら組織の修復は進みやすいですから。「食べ過ぎ」が組織の修復にとって有害であることがわかりますね。体内酵素の割合が著しく消化酵素に偏りますから。動物をみていてもよくわかりますね。体調が悪い時は食べないでしょ。
今は「消化酵素」よりも「代謝酵素」が重要だ。そっちにまわせ!
ちゃんと「消化酵素」を節約して「代謝酵素」が働きやすい環境を自分で整える。
「食べない」だけなんですけどね。なかなか人間には出来ないようです。
自分の身体の事はわかっている。彼らは賢いですよ。
体内酵素は遺伝によって生涯に作られる総量の限度があるという説もあるようです。必要な時に必要な酵素が使えるように無駄遣いを避けて健康でいきましょうね!