先生、意識しないようにしていたら、痛みが消えてました。

前回来院された際に「太腿の内側の痛みが不規則に出る事があって心配なんですけど…」と仰っていた方が「先生、意識しないようにしていたら本当に痛みが消えてました!」と嬉しそうに報告して下さいました。

 

前回の相談の際、動作の確認をさせていただいた後に、「あんまり氣にしない方がいいですよ。」と私がお伝えさせていただいたようで(私も忘れていましたが…)それがとても助かったと仰られていました。「不安な氣持ちというのは身体にマイナスの変化を起こすことが多い」。こんな事は当たり前の事だと感じられると思いますが、その影響はかなり過小評価されているように感じます。

 

「病は氣から」。こんな言葉があるように、人間の氣(エネルギー)は肉体に大きな影響を及ぼします。どこかに痛みが出た時に必要以上に不安になっていないか。ちょっと自分の感情に目を向けてみると「不安」が痛みを増幅しているような場合も多いのです。不安の原因をちゃんと分析し、不安になっても仕方がないものは「仕方がない」と切り替えて、無視すべきものは無視する。対策を取れるものは対策する。不安な感情を頭の中でグルグル回して増幅してしまわないようにすることが大切です。自分自身の「自然治癒力」を信頼できる状態にしておく。これが健康の秘訣です。

 

生きているという事は新しい細胞が生まれ続けている証拠。「良くなるに決まってる!自分には自然治癒力があるんだから!」これくらい大胆に信頼すればいいと思いますよ。そんな感じの方の方が「自然治癒力」の発揮の仕方が常識外れです。それは間違いないですね。

 

その後に来院された方も「今日は朝、起きれなくて…主人を起こすことが出来ませんでした…主人、会社、遅刻です。」との事。感動ですよ。先週、10年どころでは無い長い間、夜に何度も目が覚めると仰っていた方がこんな感じです。ご主人さんには申し訳ない事でしたが、ご本人の熟睡というのは素晴らしい事です。新しい細胞が生まれ続けているということは「変化の可能性がある」ということだと思います。何が起こるかわかりません。骨折、脱臼、打撲、捻挫などの主訴以外の部分までついでに変化してしまう事があるのは「意識の力」特有のものだと言えるでしょう。部分を観ずにいきなり全体を観るのが意識ですからね。自然治癒力は本当にすごい。「病は氣から」です。私は何もしていません。皆さん自分の力で勝手に変化する。人間は面白いですよ。