本日は身体の調整の為に定期的に通院されている患者さんが「左足の踵の外側が痛いんです。」と仰られたのでその症状の意識の施術を行ってみました。
その患者さん曰く、「いつも痛いわけではないんだけど、踏ん張って体重をかけた時に痛みが出る事があるし、患部をグッと押さえると結構痛い。」との事。
来院されたことがある方にはご理解いただけると思いますが、いつものように患部とは全く違う場所を「オレンジのエネルギーが…」などと言いながらササっと施術。その後「どうですか?」と私がお尋ねしたら「先生、これ、本当に痛くなくなるんですね。」と一言。
私は患部を触っていないので「痛みが無い」と言われてもいつも「ホントかよ…?」と思っている部分があり、自分の心に正直に「本当ですか?」と患者さんにお尋ねすると、「マンガみたいに骨折の痛みが消えちゃうことも本当にあるのかも…なんか、その感覚がわかります。」とのお言葉。凄い感覚だと思います。本当に不思議ですね。マンガはマンガ、フィクションなのですが、人間の意識と肉体は密接に関係しているという事は間違いなさそうです。意識を向ける事で肉体が変化するのは当然の事として、その意識の向け方によって肉体の変化の仕方も変わってくる。痛みの制御が意識によって本当に可能であるならば「病は氣から」という言葉ももっと深掘りしていけそうな氣がしています。人の役に立つ技術にしていく。とにかく実例を積み重ねるのみです。
午後にトレーニングで来院された方にこの事をお話すると、「それ、わかります。ホワンといなくなるんですよ。痛みが。」とのお言葉。体験されたことがある方は皆さん同じような事を共通して仰るのが本当に不思議です。こうも共通点があると、ここに法則のようなものが存在すると思いたくなるのです。そんなものが存在するかどうかはわかりませんが、飽きるまで探求しようと思います。たぶん、飽きないでしょうね…。人間の意識と肉体の関係、これは面白い。
現実に起こっている事は実際には脳の中で起こっている事に過ぎない。だったら脳の中を変えてしまえば現実が変わる可能性もゼロではない。脳の中を変える…といってもピンときませんが、現実をどのように変えるかを明確にイメージして、特定のポイントを施術すると「感覚的にホワンといなくなる」。この感じは何人もの患者さんからお聞きしている言葉なので本当にこんな感じなのだろうと思います。おそらく誰にでもわかりやすく言語化する事は不可能な領域なのだと思いますが、「ホワンといなくなる」ということがわかったら「やっぱり、ホワンといなくなる」。こんな感じなのでしょうね。・・・書けば書くほど変な文章になっていきますね。
「脳の中に囚われるのをやめて、本当の今を感じる。自然な自分の状態を感じる。」という状態になった時に「ホワンといなくなる」という事が起こっている。一瞬でもこの感じになれれば、「ホワン」がやってくる。この「ホワン」をちゃんと受け入れれば「ホワンといなくなったまんま。」になる。患者さんの身体の変化やその時に仰る言葉を日々肌で感じていると、こんな感じなのかなぁ~と感じています。
はい、訳が分かりませんね。明日も元氣に頑張りましょう!
なが~い追伸↓
自然な状態は決して言葉にはなりません。「今」ですから、感じるしかないんです。言葉にするには時間がかかるでしょう?その時点ですでに「今」ではないんです。自分の感覚を大切に。自然治癒力が最大限に発揮される状態は自然な状態である事。つまり「今」を感じられる状態である事。あ~でもない、こ~でもないと「過去」や「未来」に焦点を当てやすい脳を「今」に置くだけ。私は今、このように感じています。
「そんなことを言われても難しいのよ。」と思っているのは誰ですか。
「踵の外側の痛みが無い状態をイメージしてみよう。」と思っているのは誰ですか。
「難しい理由」は言葉です。
「イメージ」は言葉ではありません。
どちらが「今」の自然な状態に繋がりやすいと思いますか。自然治癒力は「今」発揮されている。イメージこそ「今」に対する脳の正しい使い方である。様々な現象を目の前で確認することで最近はこのように考えています。私も常に変化しているので、これらの事に対する捉え方は変わるかもしれませんが、とにかくこれからも徹底的に事実を積み重ねますよ。「過去の他人の症例の経過の記録」が今、目の前にいる患者さんに当てはまるかどうかなどわからない。自分でその類のものにわざわざ自分を当てはめて、それが自分にとって好ましいものでなかったとしても、無理やり納得している人が多すぎるのです。納得するからその通りのイメージが湧き、「今」がその通りになる。「歳ですから」がわかりやすい例ですね。
当院では「それがどうしたんですか?生きてるんでしょ?」で終わりです。生きているという事は日々、今この瞬間瞬間に新しい細胞が生まれているんです。繰り返しますよ。日々、新しい細胞が生まれているんです。まずその細胞に目を向ける。これが大切であると私は思います。