今日はあっちやこっちが痛いAさんが来院されました。様々な症状の施術の途中で一言。「何でかわからないけど今日は左膝を押さえたらいたいのよ。たぶん、今日仕事中にどこかにぶつけたんだと思うけど、いつ、どこでぶつけたかわからないの。結構痛いのよ。」との事。
いつも通りMöbiussearchで施術ポイントをチェックしてImagemoveで施術していくということを繰り返していくと・・・
Aさん「あ~、痛みの範囲は確実に狭くなってるけど芯の部分にまだなんかちょっとだけ残ってる。まあ、ほとんど氣にならないけど。ほっときゃ治るって感じ。」
院長「なるほど。結構、打撲って意識施術で痛みゼロにすることって難しいんですよねえ~。」
Aさん「そうなの。骨折は行けるのに?」
院長「骨折は行けるってわけではないですけど…感覚的に打撲の方が難しい印象ですね。」
Aさん「なんで?一般人の私からするとレベル的には骨折の方が難関で、打撲はそれに比べれば簡単な印象があるけど。」
院長「でしょ。私も一般的な感覚ではそう思います。一般的な「治癒にかかる期間」というかなり大雑把な目安によるとそうですね。(『人によります。』ってズバリ言ってしまうと国家試験などは作れないので、一般的な目安の存在はあってもいいと思います。でもそれに「あなた」を合わせる必要がありますか?・・・と思うのです。目安は目安。)でも意識施術って治癒にかかる期間が一般的な感覚とはかけ離れていますからね。当たり前でしょ。個人差がありすぎて、やってみないとわからない。意識施術で大切なのは集中力です。(『一般的な意識』こんなものは、ありません。存在するのは『あなたの意識』だけ。『あなたの意識』を実際には存在しない『一般的な意識(多くの場合、常識といわれているもの)』にあわせようとして勝手に迷子になってる時は本来の自然治癒力は発揮されにくい印象ですね。一般的であることが必ずしもあなたに当てはまるとは限りませんから・・・ずっと迷子です。常識という迷宮をずっと彷徨います。それも悪いことだとは思いません。それが心地良い場合も確かに存在するのです。迷宮が大きすぎて迷宮の外をイメージしにくい世の中になっていますからね。)」
Aさん「集中力が大切ってのはわかるけど・・・」
院長「簡単に言うとね・・・」
院長「打撲って骨折の時に比べて困ってないでしょ。」
Aさん「まぁ…、確かに。歩けるし。痛いけど、まあこんなもんかぁ…と思える。これだけ痛みが軽くなれば日常生活でも仕事でも困らないし。」
院長「でしょ。例えば足首の骨折や捻挫って、普通に歩けないでしょ。・・・困りますよね。」
Aさん「うん、困る。」
院長「そしたら施術を受ける際に、その部位を元に戻そうとしてメッチャ集中しませんか。イメージするときに。」
Aさん「する、する!」
院長「今日のさっきの『掌がものすごくこわばって、指が曲がりにくい』って症状の施術の時もメッチャ集中してたでしょ。たちまち明日からの仕事で困るから。」
Aさん「うん、集中してたわ。確かに今はもう普通にグーパー出来るようになってるし。ホレ。(グーパーして下さる。)」
院長「でしょ。意識の施術で大切なのは集中力です。いわゆる『全集中』ってやつですね。」
Aさん「なるほど。」
院長「本当に困ってると、その部位を元に戻そうとして皆さんイメージの際に一生懸命になるんです。あえて集中して下さいとか言う必要が無いんです。本当に困ってるから。だからMöbiussearchのスキャンがかけやすい。集中力が高ければ高いほど提示される施術ポイントが異常なほど正確に出るんです。多くの結果を見るとそうとしか思えない。(ここで言う集中力とはなんぞや?という話になるとブログが長くなりすぎるので割愛します。)」
Aさん「なるほど。だから骨折や肩のインナーマッスルが全部ちぎれてる方が・・・」
院長「そう。おそらくね。どうしても試合に出られないと困る。だから『全集中』。手術は絶対にしたくない。だから『全集中』。たぶん、こんな感じでしょうね。でも、治癒に至る過程が不可視なので証明しようがないから『何でこんなことが起こるんですか?』と聞かれても『わかりません』としか私は言えないですけどね・・・まあ、患者さんにとって大切なのは結果だと思うので。自然治癒力を素直に受け入れている患者さんと共に私はその自然治癒力に集中して施術にあたる。それだけです。」
Aさん「なるほどね。『集中力が大切』って事ね。」
院長「その通りです。生きているんだから自然治癒力は必ず存在する。『あるんだから活かせばいいじゃん。』そんな感じですね。」
今日も良い一日でした。当院では奇跡なんか起こってませんよ。『全集中』によって自然治癒力を発揮する患者さんがいるだけです。すべて患者さんご自身の力です。人間は凄いんです。