同じ日に初来院。そして3回目の施術日も同じ。

本日は考えさせられる一日となりましたね。当たり前の事ですが、「人間は全員全く違う」という事を。

 

本当に偶然ですが、本日来院されたAさんとBさんは当院への初来院が全く同じ日です。そして、本日3回目の来院も全く同じ日の前後の枠。不思議な事もあるものです。

 

前の枠でご来院いただいたAさんは長年にわたる頸部の可動域制限や下肢の痛み、下肢痛で正座が出来ないという症状でしたが、3回目の本日・・・

 

Aさん「もう、どっこも氣にならない。」

 

との事で、初めに調整の施術をして、その後、トレーニングの紹介とハイチャージという施術内容でした。素晴らしい回復力に本当に驚かされています。卒業ですね。困ったときはいつでもご来院ください。

 

後ろの枠でご来院いただいたBさんは交通事故での負傷や靭帯断裂などの既往歴のある長年にわたる膝関節痛。正座の動作が出来ません。目の疲れや肩こりなど様々な症状がありますが、主訴は完全屈曲時の膝関節痛です。

 

Bさんは施術後は正座の姿勢は取れるようになるが、自宅に帰ると正座の姿勢が痛くて来院時のようには出来なくなるという事を正直に伝えて下さりました。日常生活では困らないようにはなっているけれど、正座を続けるのは難しいと。本当に有難い事です。正直に思っている事を伝えていただける環境。これが意識施術の大前提ですから。ここから打開策を考えるしかありません。

 

AさんとBさん、お二人の共通点は膝関節痛。そして、正座が出来ないという状態であった事。

 

当院が大切にしているのは個人のレベルで「どのような症状がどうなったか。」という部分なので、全く別の個体であるAさんとBさんを比較するという事は意味がないと考えます。すべての人間の置かれている条件は全く違いますから。様々な条件を踏まえた上で施術を実行し、結果を受け入れる。それだけです。

 

痛みや可動域制限などの日常生活における好ましくない症状についてはほとんどの人がいつも「無くなって欲しい!」と思っているし、「早く!」という思いであることも臨床現場では日々感じています。「結果が全て」という世界で仕事をさせていただいてますから、結果が出ない事は大変心苦しいことであります。

 

私にできる事は、日々の臨床経験から得た技術を用いた施術を実行させていただき、結果を受け入れる事。意識を用いた施術は患者さんにも施術の一端を担っていただく形になるのはやむを得ないのですが、そういったものもすべて含めて、当院で結果が出ないのは当院の院長の技術力不足です。個体は違っても同様の症状で結果が出たという過去の経験があるなら、そのレベルまでの施術結果は当然起こる可能性があるという前提で施術に臨みますので、結果が出ないという場合はまだまだ技術的に未熟であり、進化の余地があるという事。当日何とかなった事がある症状については骨折であれ捻挫であれ、当日何とかなる前提で施術に臨ませていただいています。まだまだ技術不足で当日何とかならない事もあります。それでも信頼してご来院いただける方々に対して私は全力を尽くすのみです。

 

本日も学びの多い一日を過ごさせていただきました。皆さん、ありがとうございました。

本日来院された定期的に通院されているCさんのお話です。首肩回りの引っかかる感じを訴えて来院されたので、いつものようにMöbiussearchとImagemoveで施術を行わせていただきました。施術中に、触れた感触がいつもと全く違うのでCさんにお尋ねしたら「いつもに比べて、どこを触れられても痛い。」との事。「痛いだろうなぁ。」という感覚が私にもあったので、それをお伝えして施術をすすめていたら、首肩回りの症状はスッキリ行けてしまいました。イメージ力抜群のCさんは本当に変化が速い。

 

Cさん「今日はなんだか○○が痛いんですけど・・・」

 

・・・と仰るので、そこに意識施術を行ってみると、いつもは比較的サッと変化するCさんが

 

Cさん「う~ん・・・よく変化がわかりません。」(←Cさんは本当に滅多にない。)

 

・・・という事を何度か繰り返されました。そういう状況でもポイントは提示され続けるので施術を続けていたら「飲酒」という単語がフッと私の頭の中に浮かびました。(一般的な感覚では・・・怪しい話に突入します。)

 

院長「昨日、お酒をたくさん飲んだとか、ありませんか?」

Cさん「えっ・・・あ~、あるかも。」

 

・・・こんな感じで、その理由などを教えて下さったので、私もなぜ「飲酒」について尋ねたかをお伝えしました。

 

院長「自分でもなぜこの『飲酒』という単語が突然頭に思い浮かぶのかはわからないのですが、このような単語が思い浮かんだ時には大体その単語について患者さん自身が何か氣がつくと、いま氣になっている痛みが消えるという現象が過去に何度も起こっているんです。」

Cさん「え~、なんだろう・・・。」

 

・・・と言いながら、過去にあった『お好み焼きのヘラの話』や『13日前』の話などをしながら施術をしていたら

 

Cさん「あっ!(驚きの表情)先生、消えました。○○の痛み。パンって。いきなりいなくなった。えぇ~、マジ!さっきまで結構痛かったんですけど!先生が『飲酒』の話をされてから、どんどん痛みが少なくなっていって、さっきパンって。」

院長「・・・忖度してませんか?」

Cさん「してない!してない!ホントです!確かになぁ~と思ってたら消えた。」

院長「・・・もしかしたら、身体が『ほどほどに』を教えてくれているのかもしれませんね。意識がちゃんと氣付いたら瞬間的に消えてしまう。過去に何度も起こってるんです。この変な現象。骨折の痛みの時にも起こってるから笑えます。『痛み』って奥が深いですよ。絶対に怪我や病氣だけが原因ではない。」

 

・・・言葉で表現するのは本当に難しいし、証明する事なんて出来ませんが、私の感覚では「自分の身体が自分の意識に氣付かせるために発しているサインとしての『痛み』は意識がそれに氣付いた瞬間に消え去る。」Cさんにとっての○○はこの類のものだったのではないかと感じています。まあ、いつもの戯言です。ただの怪しい事実からの施術考察ですから、サラっと読み流してください。