本日も朝から夜まで様々な経験を積ませていただきました。ありがとうございました。本当に皆さんの来院の目的が様々なので、日々様々な感覚を磨かせていただいている事を実感します。本日はサラっとダイジェストで書かせていただきます。車のフロントガラスがそろそろ凍りはじめます(笑)。
本日の朝のトレーニングはAさんとBさんです。お二人がトレーニングで一緒になるのは何年振りか・・・?とにかくかなり久しぶりのお二人でのトレーニングでした。
Bさん「いやぁ~、なんか変わられたなぁ!」
Aさん「いやいや、まだ完全には股関節が動けないですけどね。」
Bさん「でも、だいぶ出来とるなぁ~。前は『痛い、痛い』ってずっと言われてた印象があるわぁ。」
院長「今だから言えますけど・・・めちゃめちゃグチグチ言ってましたもんね。『ど~せ、私には無理よ。痛いのにトレーニングなんかしてよくなるわけないやん。』みたいな感じで。毎回でしたもんね。」
Bさん「そうよなぁ・・・そんな感じだったわ。努力されたんじゃなぁ~。」
Aさん「いやいや、そんなことないんよ。嫌々やってただけ。でも、痛みはなくなったからねぇ。動きはまだ完全ではないけどそれは本当に助かってるわ。」
・・・意識施術のように一瞬で変化が出る場合と、「運動・栄養・休養」のバランスを整えながら自然治癒力の働きやすい環境を整えていく場合と、変化の過程にも色々とあります。「症状が重症であればあるほど自分自身の身体の変化を意識するのが難しい。」これは日々の臨床で良く感じます。
ただ、とんでもない重症の方が意識施術であっという間に変化してしまうというのも多く発生している事実であることは間違いありません。逃げ道の無い「背水の陣」とでもいいますか、このような状況で覚悟の決まった皆さんは「全集中」という状態になりやすく、意識施術によるイメージと肉体が繋がりやすい状況になっているような感じがしています。それが正しいかどうかなど全く分かりません。あくまでも臨床経験による私の印象です。すべての人に当てはまるとも思いません。今までの臨床経験での結果に対する印象です。
『手術はしたくない。』こんな強い思いを持たれた方が変化していく過程を過去にマンガで書いたことがあるので、少し紹介させていただきますね。「右肩関節の腱板断裂の女性」と「左膝関節の半月板損傷と脛骨骨折の合併症」。どちらも共通点は「背水の陣」ですね。時間の都合でマンガに出来ない方々もたくさんいらっしゃいますが、この「背水の陣」という状態の生み出す集中力は尋常ではない。これは確信を持って言えますね。人間の意識の力は凄まじいです。
日々、施術考察を重ねていくと色々なものが見えるようになります。それが正しいのかどうなのかは結果を見る事でしかわからないのですが、今自分に出来る全力を尽くして一日を終えられるように日々を大切に過ごさせていただいてます。
そろそろ帰ります。車のフロントガラスが凍っている氣がします(笑)。
本日もありがとうございました。
本日は先日車を運転中に追突されてから調子が悪いとの訴えで来院されたCさんのお話です。左肩が痛くて挙上できないとの事だったので、動作確認をさせていただいたら、明らかに右肩の可動域とは違って動きが悪い状態です。
院長「では、バンザイ出来るイメージでお願いします。」
Cさん「わかりました。」
・・・これで、バンザイは出来るようになりました。これはいつもの事ですがここからの過程も多くの方の施術過程で見られる法則のような感じなので「施術考察」として書かせていただきます。
Cさん「もう、バンザイは完全に出来るんですけど、まだ肩の前側の痛みがあります。」
院長「じゃあ、それが無いイメージで。」
Cさん「肩の前側は大丈夫になりました。次は、掌がジンジンしてきました。」
院長「じゃあ、それが無いイメージで。」
↓
Cさん「あっ。今度は手の甲です。掌は大丈夫。不思議~。痛みやジンジンが移動します。」
院長「この現象、よくあるんです。この移動していく痛みの感覚を追い詰めていく感じでいいと思います。次は、手の甲のジンジンが無いイメージで。」
↓
Cさん「先生・・・今度は左の腕、上腕の痛みです。手の甲は大丈夫。本当に移動してますね。」
院長「同じことを仰る方は多いです。これはいい傾向なので続けます。犯人を追い詰める感じですよ。では、上腕の痛みが無いイメージで。」
↓
Cさん「あっ!左の肩に来ました!」
院長「そろそろ仕上げですね。その左肩の痛みが無いイメージで。」
↓
Cさん「オッケーです!」
・・・こんな感じです。痛みはただのサイン。「今、この瞬間」にどこに意識を向けると意識したとおりの状態になるのか。これを身体が教えてくれているような氣がしています。素直にそれに目を向ける事が大切である氣がしています。まあ、この施術考察はあくまでも戯言の類ですからサラっと読み流してください。
・・・結局、車のフロントガラスが凍り付きました。帰ります(笑)。